
毎年12月ごろになると親戚の家の庭に実る “ゆず” をいただきます。
以前は、たくさんもらっても消費しきれないからと数個だけいただき、果汁は絞り、皮はおろす・刻むなどで冷凍保存して、ちまちま使うだけでした。
ですが、“ゆず茶” が手作りできると知ってからは、たくさんいただいてせっせと「ゆず仕事」をするのが冬を迎える恒例行事となりました。
今回は、わが家の “はちみつゆず茶” の作り方や使い方、保存方法などをご紹介します。
ちょーっと手間はかかりますが、作業自体はとても単純で簡単。
材料はたった2つ、加熱しない、分量も超わかりやすいレシピです。
ゆずのビタミンCとはちみつで免疫力をアップ、ほこほこあったまって冬を乗り切りましょう!
2〜3個の少量でも大量消費でも、作りたいだけ作れます。
親戚やご近所からのおすそ分けで困ったら、ぜひお試しくださいませ。
はちみつゆず茶の作り方
私がいつも作ってるゆず茶レシピは簡単に言うと「ゆずを切って蜂蜜と混ぜて放置(熟成)」。
加熱をしない、とてもシンプルな作り方です。

がっ!最初に言っとくけど、手間と時間は結構かかるのでまさに “仕事”
ゆずの量にもよりますが、だいたい1〜2時間くらいをみておいてくださいね。
では早速、一緒にゆず茶を作っていきましょう!
ゆず茶の材料
ゆず(正味):500g
はちみつ:500g
ゆず(正味)とはちみつの分量は1:1(同量)が基本だから、何gでも作りやすい!
甘さはお好みで蜂蜜を増やしたり減らしたりで調整可能。
砂糖を使うレシピより甘ったるさは少ないと思います。
私の味覚の場合ですが、同量でゆずの酸味もはちみつの甘味も感じられるほどよい甘さなので、参考にしてみてくださいね。
ゆず茶の作り方
1. 保存容器をきれいに洗い、煮沸消毒しておく
まな板、包丁、ボウル、スプーンなどの道具もアルコールなどで消毒してきれいに!
2. ゆずはへたを取り、水できれいに洗って水気をしっかり拭き取る

農薬や汚れが気になる場合は、塩もみをして水洗いしましょう。
3. 皮と房に分ける


この後の作業で果汁がこぼれるともったいないから、房はボウルに入れるのがおすすめ!
皮に包丁で浅く十字に切り込みを入れると剥きやすいです。
皮の黒ずみや傷みが気になる部分は取る。

4. 房に付いている白い筋と種を取る


このちまちました作業がめんどいけどがんばろう!

種が少々残っていても使う時に取り除けばいいだけなので問題無し。
5. 房を細かく切る
(写真はうっかり皮の千切りが混ざってますが問題ありません)


房を手に持ってキッチンバサミでちょきちょき
まな板と包丁で切る場合は、果汁がこぼれないように注意しましょう。
(手で果汁をぎゅっと絞ってからまな板に取り出してもいいかも)

細かくなればいいので、適当でOK。
6. 皮に残った白い筋とワタをスプーンや包丁で取る

ワタの部分は苦味の元と言われているので、取る量はお好みで。


私は程よく残すくらいがゆずの風味を感じられて好きだからこれくらいで
7. 皮を2mmくらいの千切りにして房と混ぜ、重さを測る

8. はちみつと混ぜ合わせる

はちみつとゆず正味(皮・房)は同量が基本。
はちみつの量はお好みで調整しましょう。

9. 保存容器にゆず茶を詰める

できるだけふちいっぱいまで入れて空気に触れる部分を少なくすると保存力アップ。
10. 保存容器のフタを閉め、2日ほど常温に置く

※ 1日2回程度、容器をころがしたりひっくり返したりしてやさしく中身を混ぜる


11. 冷蔵庫で2週間くらい熟成させれば完成です!

手間と時間はかかるけど、作業自体は単純で簡単だよ
小さめ容器に小分けすれば長期保存も可能
手作りはちみつゆず茶の消費期限は、開封してから(冷蔵庫保存で)1ヶ月程度が目安。
消費に不安があるなら、小さめな保存容器に小分けするのがおすすめ。
開封しなければ冷蔵庫で約1年は保ちます。

不安であれば冷凍保存という手もありますよ。
開封後の注意点
ゆず茶をすくうスプーンは清潔なもので、水気をしっかり拭き取って使うと傷みにくくなります。
保存は冷蔵庫で。

ゆずの大量消費にもおすすめ
大量のゆずを消費できる「ゆず茶」は美味しいだけじゃなく、ゆずの豊富なビタミンCとはちみつで免疫力を高めて体もポカポカ、風邪の予防にも効果を期待できる優秀な食品。
お湯や水で割って飲むだけじゃなく、ジャム代わりにしたり、料理にも使えるなど、使い道はいっぱい。
消費に困るほどたくさん頂いてしまったら、ちょーっと手間はかかりますが、ぜひ “ゆず茶” にしてみてくださいね。
ゆずドリンクに
健康効果だけじゃなく、甘酸っぱくて温かい飲み物は、季節を問わずほっこりした気分になれますよね。
1杯分の使用量は、スプーン2杯ほど。



冷たい水や炭酸で割ってすっきり爽やかドリンクも美味しいよ
ジャムとして
飲む以外にも、ヨーグルトに入れたりトーストやクラッカーに乗せたり、ジャムのような使い方もできます。


マーマレードってやつだな
料理にも
ゆず茶は料理にも大活躍!
マーマレードやジャムを使った料理って意外とたくさんありますからね。
ゆず茶も、スペアリブの下味付けやステーキソース、ドレッシングなど用途豊富。
検索すればたくさんレシピが出てくるので、飲む以外にも楽しんでくださいね。
手作りはちみつゆず茶まとめ
今回は私の冬恒例の「ゆず仕事」、はちみつゆず茶の作り方と使い方をご紹介しました。
はちみつとゆずは「基本1:1」。
これさえ覚えておけば少量でも大量でも迷うことなく作れちゃいます。
「酸っぱいのが好き」とか、「甘さに溺れたい」とか・・・、お好みで調整できるのも手作りならでは。
「手間がめんどくさーい」と思われるかもしれませんが、ひたすらスジやワタを取ってると嫌なことも忘れて無の境地に。
ゆずがどんどんきれいになって、姿を変えていく様子も意外と楽しめたりして。
まずは、1〜2個からでもお試しくださいませ。


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