
家庭菜園の水耕栽培で大活躍する便利でお手軽なグッズといえば「バケツ」と「ザル」ですよね。
わが家でも主にミニトマトの栽培に使ってます。
ですが、バケツのサイズにぴったりなザルを探すのが意外と難しいんです。
そこで、ちょっと一工夫。
どんなサイズのバケツにもザルを設置できる補助具を作ってみました。
簡単な工作ですので、参考になれば幸いです。
水耕栽培の容器を工作で使いやすく
今回の私のミッションは、「10リットルバケツに小さいザルを乗っける」こと。
理由は、バケツにぴったりサイズのザルを探すのが難しいことと、エアレーション(水中に酸素を送るぶくぶく)なしなので、ぴったりサイズより隙間があったほうが多少なりとも空気が入るかなという素人考えから。

このバケツの直径は約30cm、ザルは持ち手を入れても約21.5cm。
どう見てもこのまま乗せることは不可能。


このザルをバケツに引っ掛けられるフックみたいなの作れないかな?
簡単に曲げられるけどたわまない程度の強度があるもの…を探して見つけたのが「自由に曲げられる園芸支柱」。

そして出来上がった完成品がこちら!

ザルの網部分にU字型に曲げた園芸支柱をぶっ刺して “持ち手” のようにしました。
ついでに、U字の丸い部分を折り曲げてバケツにフィットさせれば安定感もアップ。
そして、作ってから気がついたんですが、園芸支柱の持ち手はスライドするので、バケツの口径が大きくても小さくてもしっかりセット可能!

写真左のバケツは4.5リットルで直径約22cm、右は10リットルで直径約30cm。
ザルのサイズは同じだけど、どっちのバケツにも使えます。
例えば、思った以上に根っこが成長して「バケツ大きいのにすればよかったー」とか、逆に「小さいのでも大丈夫だったな」とかでも、ザルはそのままでバケツだけ取り替えるなんてことも可能なわけです。

大きいバケツの場合、隙間が大きくなるので藻の対策は必要
私はとりあえず防虫シートをかぶせてる
ちなみに、使った園芸支柱は60cmのもので、このバケツとザルの組み合わせで丁度いいサイズ。
バケツの口径がもっと大きいとかザルが小さい場合はさらに長い支柱を使ってくださいね。
水耕栽培のバケツにザルを引っ掛ける装置の作り方
では、この栽培装置の作り方をご説明します。
2本の園芸支柱をU字型に手で折り曲げます。
V字じゃなく、緩やかなU字に曲げた方がザルに通しやすいです。


いびつでも全然OK!
次に、ザルの網目に園芸支柱を通したいのですが、このままだと無理なので穴を開けます。

穴を開ける場所はお好みだけど、元々の持ち手から左右に均等になる位置に、2箇所ずつ。
網目にドライバーなどを突っ込んでグリグリ広げる感じ。

支柱が通るくらいの穴が開けばOKです。
これを左右に2箇所ずつ。


ハンダごてがあれば簡単に大きく開けられて便利だよ

ダイソーで550円!

左右から支柱を差し込めば、とりあえず完成です。


この状態でもバケツに乗っかりますが、ここからもう一工夫。

U字に曲げた部分を下に曲げておくと、バケツの淵にフィットして安定感が増します。

水耕栽培容器のザルがサイズ調整可能に!
この装置のさらにいいところは、支柱を引っ張り出したり、押し込んだりのスライドでサイズを変えられること。

支柱がザルから抜けない限り、大きなバケツにもセット可能。
ただし、小さいバケツだと支柱の先が飛び出ちゃうので、気になる方はテープを巻いたりキャップをつけるのがいいかも。

ちなみに、ダイソーの60cm支柱にはキャップが付いてます。


お得だね!
おすすめ栽培用ザル
最後に、水耕栽培にオススメのザルをご紹介しておきます。
ダイソーの “フレスコザル” シリーズ。

おすすめポイントその1:サイズが豊富
私は主に19cmサイズを使ってますが、30cmくらいの特大サイズまで5〜6種類くらいあったと思います。
おすすめポイントその2:穴が開けやすい
“フレスコザル” シリーズは、ザルの底部分がこのような形状になってます。

ここをニッパーやカッターで切り取るだけで、

簡単に丸い穴があけられます。

ミニトマトなど、スポンジに挟んだ苗を植えるタイプの野菜にぴったり!


タネをばら撒きにする葉物野菜の場合は、穴を開けなくていいよ!
ちなみに、ダイソーでは “フレスコザル” という商品名で販売されてますが、セリアやキャンドゥでも商品名は違いますが同じ形のザルを見たことがあるので探してみてくださいね。
⇒ わが家の水耕栽培簡単まとめ!野菜・環境・道具・100均【個別記事リンク集あり】



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