思いがけないことから、真冬からミニトマトを育ててみることになりました。
今回は、水耕栽培による室内越冬〜マンションベランダでの成長過程、収穫までの記録をレポートします。
野菜の成長って見てて楽しいですね。
ミニトマトを冬に栽培してみました
私がミニトマトを真冬に育てることになったのは、まったく予期せぬ発見からでした。
1月初旬、室内で育てていた葉大根の中になにやら違う葉っぱが?

あれ? これトマト? なんで?
実は、スーパーで買ったミニトマトが気に入ったので、春に植えてみようと種を採取してラックの上で乾かしていたんですよね。
それが、10月初旬くらいのこと。
どうやらその時に種がこぼれて、ラックの下で育てていた葉大根の中で発芽していたようです。

なんか健気だねー
とは言っても、葉大根の茂みの中で3ヶ月かけて成長していたらしき苗は徒長を通り越してつる草のようなヒョロヒョロ状態。

今、冬だけど、育てられるの?
そこで、上の部分をちょんっと切って水に差し、室内の日当たりのいい場所に置いておくことに。
(生育日記としては、苗を発見したこの日を「1日目」とします)
毎日水を換えて見守ること約2週間、根っこが出てきました!

根っこが伸びやすいよう、茎をスポンジで挟んで底上げしたよ
さらに2週間後、ちょっと油断してたらいつの間にか根っこがこんなに伸びてました。

軸も太くなってきたし、葉っぱの色も濃くなったし、これはいけるかも
ヒョロヒョロ苗を発見してから約1ヶ月後、ゆっくりながらもりっぱに成長してきたので、プランターに定植。
ここからは液体肥料に切り替え。
さらに3週間後、根っこが順調に伸びてるので、液体肥料の入れ物を大きくしました。
ちなみに、栽培容器は100均の豆苗プランターにハイドロボール、液体肥料入れは収納ケース。
わが家の冬の室内環境
越冬の参考として、わが家の環境をお伝えしておきます。
南向きリビングの窓辺で、数時間は直射日光が当たるので昼間はそこそこポカポカ。
ですが、わが家は冬はこたつ族なのでエアコンもほぼ付けず、夕方以降の室温はかなり低いというミニトマトにとって過酷な環境だったと思います。
そこで、昼間に少しでも成長できるよう、苗の根元にアルミホイルを敷いて反射光をプラス。
できるだけ葉っぱを多くすれば光合成できるかなーと、脇芽も取らずにおきました。
ミニトマトの越冬後の成長記録
そんなこんなで、なんとか寒い冬を乗り切ってくれたミニトマトちゃん。
リビングの窓辺で育てるには限界ってところまで伸びたので、4月初旬、まだちょっと肌寒いけどお外デビューとなりました。

室内とはいえ真冬に暖房なしの厳しい環境でよくここまで育ってくれたよねー
そして、4月中旬には・・・

花が咲いたよ!
5月になると実も膨らみ始め・・・

感無量です
ついに収穫の日が!
5月の天気はイマイチすっきりしない日が多かったものの、ミニトマトの実は着実に育ってきていました。
が、なかなか赤く色付かないトマトに毎日そわそわ。

トマトは積算温度っていうのが貯まらないと赤くならないんだって

毎日の温度の積み重ね=足し算ってことだね
そして5月最終日、待ちに待った色付きがうっすらと!

うおーっ!色付き始めたよー!!
それからは日を追うごとに赤味が強くなり、

写真左のミニトマトは4月に種を蒔いたものです
意図せず種まきをしてしまった10月から約8ヶ月、苗を発見してからだと158日目にして・・・。
真っ赤に色づいたミニトマトを初収穫〜。
つやっつや。

甘くて美味しいな

完熟収穫だからね
初収穫の日から毎日少しずつ、この記事を書いている7月初旬までで、80個ほどのミニトマトを収穫しております。
まだこれからの実もあるので、最終的には120個くらいはいけるんじゃないかと思ってます。

成長はゆっくりで実も小さめだけど、越冬できたねー
トラブルもありました
なんとか収穫までこぎつけたミニトマトですが、トラブルもありました。
外に出してからの成長が意外と早く、のんびりしてたら風で煽られて枝がポッキリ。
あわててテープで補強したり。
5月ごろだったか、根っこがドロドロに溶けるほどに根腐れを起こしてしまったこともありました。

焦って処理したから写真がないけど、閲覧注意ってくらいひどかったなー
触るだけでモロモロと崩れ落ちるほどの腐りようだったので、水を溜めたバケツの中で何度も何度も根っこを洗って、できるだけ根腐れ部分を取り除きました。
処理直後はめっちゃ短い根っこになってしまってかわいそうだったけど、1ヶ月くらいでここまで復活!

ずぼらで液肥が腐ったんじゃね?

うっ!・・・き、急に暑くなったのもあるんじゃないかなっ
ミニトマトの品種は?
最後に、越冬にチャレンジしたミニトマトの品種ですが、スーパーの袋には書いてなかったんですよね。
なので、以下の特徴で検索してみたところ、GoogleのAIさんは「アイコ」だろうとおっしゃってました。
- 楕円形
- 甘い
- サクッとした食感
- ゼリー部分が少ない
- 皮がやや厚め
私も家族もとても気に入ったミニトマトだったので、しばらくはアイコを育てていこうと思ってます。
ミニトマト越冬チャレンジまとめ
知らないうちにタネを蒔いていた10月から約8ヶ月、苗を育て始めてからは約6ヶ月かかりましたが、しっかり美味しいミニトマトが収穫できました。
ただし、スーパーで買った元のミニトマトより小さめだったのは、越冬のせいか育て方が悪かったのかはわかりません。
でも味はちゃんと甘くて美味しいので満足してます。
4月に種まきをしたミニトマトは7月初旬時点で収穫はまだまだ先なので、時間差で育てるのもありだなーと考えてます。
⇒ 水耕栽培はじめました!野菜・環境・道具・100均・失敗…まとめ
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