わが家の洗濯機、日立のビートウォッシュが脱水時にガタガタと音がするようになり、ついに止まってしまいました。
買ってから7年ほどでもう買い替え?と思ったのですが、よく見ると洗濯槽が傾いてる?
いろいろ調べてみると自分で修理できそうだったので、部品を取り寄せてやってみました!
今回は、初めての洗濯機修理を写真とともに詳しくご紹介します。
(素人修理のため、実施される際は自己責任でお願い致します)
※価格は2018年時のものです。
洗濯機の脱水異音を自分で修理できた!
ちょっと前から脱水時にガタガタと音がするようになったわが家の洗濯機。
日立のビートウォッシュ、乾燥機付きの縦型洗濯機(機種名BW-D8KV)です。
ついにガッコンガッコンというすごい音とともに頻繁にエラーが起こり、止まってしまうようになりました。
完全に動かなくなる前に買い替えないと、と家電量販店でチェックし始めてたんです。
でも、調子が悪くなるのは脱水時だけだし、なんとかならないかとよく洗濯機を見てみると・・・。
なんか、洗濯槽が右に傾いてないかい?
そこでダンナがあれこれ調べて、「吊り棒」というのを交換すれば直るらしいことがわかりました!
早速通販でうちの洗濯機に合う吊り棒を購入。
吊り棒が2,851円、送料1,080円、合計3,931円です。
送料高っ。
ですが、修理に出したり新しいの買うことを思えば4,000円なら安いもんだ。
到着した「吊り棒」4本セット。
なにこれ?これで洗濯槽の傾きが直るの?
これがどう洗濯槽に付いてるのかさっぱりわかりませんが、修理に取り掛かります!
まず、給水ホースを一旦外します。
給水ホースはつないだままでも修理できますが、うちの洗濯機がちょっと奥まったところにあって、作業ができるよう手前に引き出す必要があったため。
次に、上ぶたを丸ごと外します。
上蓋はネジ止めされているんですが、ネジ穴にふたがついてるので、マイナスドライバーで引っ掛けてパコッと外すと、
ネジが見えました!
ネジは手前の左右に2箇所。
奥の左右に2箇所。
うちの機種は、奥にあるネジ穴は深くなってるので、これくらいの長いドライバーが必要です。
さらに、操作盤を持ち上げて外したところ、左右に2箇所です。
これでようやく上蓋が外れた〜!
ですが、奥の真ん中に見える黒いジャバラ状のホースが繋がったままだとこれ以上ふたが持ち上がらないので、邪魔になるホースだけ(黒の太いのと細いの)を外しました。
右に見える赤と透明のホースは乾燥機付きの機種に付いてるものらしいですが、邪魔にはならないのでそのまま。
外すものは最小限にして、元に戻せる自信のあるものだけにしておいたほうが安心ですね。
外す前の写真を撮っておくと戻す時の参考になるよ!
作業中は上蓋を支えるために、つっかえ棒をしておくと楽です。
車のボンネットと同じ要領ですね。
では、いよいよ吊り棒交換!
洗濯機の洗濯槽の傾きが直った!
洗濯機の四隅にぶら下がってるこれが吊り棒というやつのようです。
洗濯槽ってこんな棒で吊り下げてるの?
意外とアナログー、知らなかったわー
吊り棒はネジなどで固定されてるわけではなく、洗濯槽をちょっと持ち上げると簡単に外れます。
交換は1本ずつ!
1本外して新しいのに取り替えて、また1本という手順です。
全部同時に外してしまうと洗濯槽が落っこちるのでご注意くださいね。
そして、吊り棒は前側用2本と後側用2本で色違いになってます。
自分の買ったパーツNo.を確認して、前側・後側を間違えないようにしましょう!
吊り棒の説明書に色と場所が書いてあります。
外した吊り棒と新しい吊り棒を比べてみると。
こんなに長さが違う!
中のバネが弱くなって伸びたのかな?
新しい吊り棒を取り付ける前に付属のグリースを塗ります。
が、
説明書に斜線部分にグリースを塗れと書いてあるんですが、コーナープレートはわかるけど、こんな図じゃ釣り棒側の斜線が全然わからない!
でもまあ、金属に触れる部分に塗ればいいんだろうということで、洗濯機のコーナーにある金属プレートの穴の周りと、
多分ここかな?と思った釣り棒の白い部分の肩あたり。
洗濯機の中をのぞいてみると、底の方に「C」型の切り込みが。
あの切り込みに、上の写真の釣り棒の白い部分を引っ掛けるわけです。
ちょうど写真でグリースを塗ってるところが、C型の切り込みの下にはまるってことですね。
で、下の切り込みに上手く引っかかったら、吊り棒ごと洗濯槽をよいしょと持ち上げて、コーナーの金属プレートの切り込みにはめ込んで1本目終了。
同じことを繰り返して、4カ所の吊り棒を交換しました。
上の写真は交換終了後のものですが、実は、4本交換した後でもまだ洗濯槽が傾いてたんですよ。
確認すると、最初に交換した吊り棒の下部分が外れてました。
洗濯槽を持ち上げる時に他の吊り棒が外れることもあるので、最後に洗濯槽の傾きと吊り棒が外れてないかしっかり確認をして、交換終了です!
洗濯機が脱水時にガタガタ鳴って止まる原因は?
吊り棒がしっかりはまっていることを確認したら、外したホースを繋ぎ、上ぶたを戻してねじ止めし、修理完了!
ウチの場合は、吊り棒交換で洗濯槽の傾きが直り、正常に動くようになりました。
これであと何年かは使えそうです。
洗濯機って高いので、4,000円で直って良かった〜。
吊り棒を交換してもまだ洗濯槽が傾いていたり、エラーや異音がする、止まるなどの症状がある場合は、洗濯槽の底にある軸部分がダメになっている可能性があるようです。
この部分は素人では手が出せないので、修理する場合はプロにお願いしましょう。
なお、今回の吊り棒は、日立純正部品パーツショップ・ハシデンさんで購入しました。
楽天ショップだとこちらの「でん吉」さんが品揃え豊富です。
日立以外のメーカーも取り扱いあり、洗濯機以外の家電パーツも充実です。
|
洗濯機修理まとめ
洗濯機から異音がしたり、ガタガタと大きな音がして脱水時に止まる場合、一度洗濯槽の傾きをチェックしてみてくださいね。
吊り棒の交換は1人でもできますが、2人いるとよりスムーズにできます。
洗濯槽の片側を持ち上げるので、力は少々必要です。
あと、グリースやら汚れやらが手につくのと金属部分でケガをしないよう、使い捨てのビニール手袋とか軍手を使うことをおすすめします。
おそらくこんな経験は滅多にないので結構楽しかったんですが、洗濯機の内側の汚さなに愕然としました。
今回のレポート写真にも汚い部分が多数写ってしまってますが、どうか見なかったことにしてくださいませ。
コメント